有病者歯科医療
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入院処置を必要とした抜歯症例の検討
並木 一郎嶋田 淳田中 宏昌正田 久直龍田 恒康竹島 浩安井 利一
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キーワード: 抜歯術, 入院, 有病者, 病診連携
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2003 年 12 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
1995年11月から1998年10月までの3年間に, 明海大学歯学部付属病院口腔外科第1科に, 抜歯目的で入院した, 135名について臨床的検討を行い, 以下の結論を得た.
1. 入院処置の原因となった合併疾患は, 循環器系疾患が最も多く, ついで代謝性疾患であった.
2. 術中の緊急薬剤の投与は, 7.4%の症例に行われ静脈路確保の必要性が示唆された.
2. 術中の緊急薬剤の投与は, 7.4%の症例に行われ静脈路確保の必要性が示唆された.
3. 入院下での抜歯術施行患者の平均在院日数は2.83日であり, 平均抜歯本数は2.90本であった.
4. 地域の病診連携は必要不可欠である.
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