1980 年 21 巻 3 号 p. 178-183
Cryptococcus neoformaus, Aspergillus 属および Candida 属を検定菌として用いた平板上で, 5-FC感受性ディスク (1μg含有) により形成された阻止円とMICの間に直線関係が得られ, 5-FC感受性ディスクを用いて簡便にMICを求める事ができた. 前2者の検定菌では, Mycoplateを用いた場合, YMAと較べて阻止円が小さくなる傾向を示したが, 後者の検定菌では両プレートで同程度の阻止円が得られた. Fonsecaea pedrosoi および Phialophora 属については, 対照と1μgおよび100μg 5-FC感受性ディスクを置いたプレートを比較する事により, 大まかなMICが推定できた.