真菌と真菌症
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Aspergillus fumigatus 毒素の研究 第23報 Asp-hemolysin のサブユニットの解離条件について
横田 勝司一ノ渡 俊也蝦名 敬一
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1985 年 26 巻 2 号 p. 102-108

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抄録
Aspergillus fumigatus から精製した Asp-hemolysin のサブユニット解離条件を SDS-PAGE 法によって検討した.
1%SDS濃度, Britton-Robinson 広域緩衝液のpH 8.0で2時間反応させたものを, 15%ポリアクリルアミドゲルによるスラブゲル電気泳動を行った結果, 3つのサブユニットに解離した. この3つのサブユニットの分子量は, それぞれ15500, 12000, 8000で, そのモル比は2:1:2であった.
また, SDSで処理した Asp-hemolysin のToyopearl HW-50 カラムクロマトグラフィーでは3つのタンパクピークが分画された. 上記の方法で得られたサブユニットならびにタンパクピークは, いずれもタンパク量として100μgを使用しても溶血活性は陰性であった.
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© 日本医真菌学会
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