日本医真菌学会雑誌
Online ISSN : 1882-0476
Print ISSN : 0916-4804
ISSN-L : 0916-4804
手掌の角質増殖型皮膚カンジダ症の一例
栄枝 隆成鈴木 久美子渡辺 秀義樋口 道生滝内 石夫
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 32 巻 1 号 p. 61-66

詳細
抄録
症例は43歳, 男, そば屋業.数年前から左の3, 4指間にカンジダ性指間ビラン症様の皮疹があり, 最近両手の指間に波及し手掌が厚くなったため来院した.患者に全身的な異常は認められず, DNCBによる感作も成立した.両手掌全面の角質は増殖し, 指間や掌紋部の皮膚は, 菲薄化し厚い鱗屑をつけていた.いずれの部からもC.albicans (TypeA) を分離した.Imidazol系の抗真菌剤の外用のみで手掌は1週間, 指間は2週間で菌は陰転化したが, 臨床的には指間で2週間, 手掌で4週間後にほぼ治癒にいたった.
著者関連情報
© 日本医真菌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top