2018 年 7 巻 3 号 p. 211-214
症例は34歳の女性で、血液透析(HD:hemodialysis)導入後約7ヶ月後に痙攣発作があり、レベチラセタム投与で痙攣発作は消失した。透析アミロイドーシス予防目的で、HDからオンライン血液透析濾過(on-line HDF:on-line hemodiafiltration)へ変更したが、変更後から強い眠気の訴えがあった。強い眠気の症状がとれず、on-line HDFからHDへ治療法を戻し、症状は改善したことからHDよりon-line HDFではレベチラセタムの除去が少なくなり蓄積した可能性が疑われた。