日本鳥学会誌
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総説
非鳥類型恐竜類から鳥類へ,営巣方法と営巣行動の変遷
田中 康平Darla K. ZelenitskyFrançois Therrien小林 快次
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キーワード: 主竜類, 恐竜類, , 営巣, 繁殖
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2018 年 67 巻 1 号 p. 25-40

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抄録

 主竜類(ワニ類,翼竜類,そして鳥類を含む恐竜類など)は,非常に多様で成功した陸上脊椎動物である.絶滅種(例,非鳥類型恐竜類)及び現生種(ワニ類及び鳥類)の営巣方法や営巣行動を理解することは,主竜類の進化や多様性を検討する上で重要である.しかしながら,恐竜類の営巣方法や営巣行動は,多くの場合,化石記録から直接観察できないため,かれらの営巣様式(巣の構造,抱卵行動,孵化日数など)は,卵・巣・胚化石から得られる特徴(クラッチサイズ,卵重,卵殻間隙率,胚の形態的特徴など)を用いて推定・復元される.非鳥類型恐竜類の巣や営巣行動は多様だったと考えられ,恐竜類を含め主竜類におけるこれらの形質の進化が議論できる.

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© 2018 日本鳥学会
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