日本鳥学会誌
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カッコウによるノビタキの雛の殺害
木下 慎加藤 千智
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1995 年 44 巻 2 号 p. 99-100

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抄録

1994年5月30日に帯広畜産大学の農場において、カッコウがノビタキの雛を殺すのが観察された。ノビタキの雌親の激しい攻撃にもかかわらず、カッコウは繰り返し巣に飛び込み頭を巣に入れた。巣にはふ化後2日目の6羽のノビタキの雛と1つの卵があったが、カッコウが飛びさったあと6羽の雛は巣の外に落ちており、卵はなくなっていた。すべての雛は内出血しており4羽はすでに死んでいた。

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