神奈川歯科大学口腔外科学第2講座
神奈川歯科大学口腔病理学教室
1998 年 4 巻 1 号 p. 69-73
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症例は53歳, 男性で, 口腔粘膜に第2期梅毒疹を認めた。皮膚や陰部に異常を認めず, 顎下リンパ節の腫脹を認めた。梅毒血清反応は, 脂質抗原試験で陽性, TPHA法で強陽性であった。組織診では, 上皮表層の融解と上皮下の血管周囲にリンパ球と多数の形質細胞浸潤がみられた。治療は, セフォタキシムの静注投与と口腔粘膜にテトラサイクリンとプレドニゾロン含有軟膏を塗布し, 症状は2週間で消退した。その後, 皮膚科に転院した。
日本口腔内科学会雑誌
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