鶴見大学歯学部口腔外科学第2講座
2001 年 7 巻 2 号 p. 66-70
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口蓋粘膜の熱傷9例について臨床的に検討した。病変は口蓋の中央部に多く, 硬軟口蓋にわたり, 長径10mm以上のものが多かった。病変部は潰瘍 (びらん) 形成または水疱膜が付着してみられ, 熱傷第2度と思われた。熱傷の原因は油であげたものとスープで, 不明例もみられた。口蓋粘膜熱傷は二期治癒であるが, 潰瘍周囲からの上皮の増殖と潰瘍底からの島状の上皮の増殖のために治癒は早いと思われた。
日本口腔内科学会雑誌
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