日本認知症の人の緩和ケア学会誌
Online ISSN : 2760-7038
[実践報告]⑥認知症になっても自分らしく生きていくために―在宅における作業療法士とのかかわり
村島 久美子
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2026 年 1 巻 2 号 p. 50-52

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抄録

・作業療法士は、医療保険、介護保険、行政の枠組みの中で地域に広く配置され、活動している。

・在宅生活においては、認知症の進行段階にかかわらず、本人の生活背景や価値観を踏まえ、「本人らしい生活の継続」を目標に介入する。

・認知症初期段階の事例では、記憶・注意障害により本人の役割(料理)が中断される課題に対し、動線の単純化などの環境調整により作業遂行を改善し、役割継続と家族の安心につなげた。

・重度認知症の事例では、拘縮による身体的苦痛とコミュニケーション低下による孤立に対し、関節可動域訓練とかかわり方の再構築(本人中心の対話)を組み合わせて介入した。その結果、苦痛の軽減と関係性の再構築が促され、尊厳を保った在宅生活の継続につながった。

・作業療法士は、在宅生活で困りごとを有する認知症の人に対して、物理的・人的環境の調整と本人の声を起点としたかかわりを通じて、本人が自分らしく暮らし続けていくことを支援する役割を担う。

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© 2026 一般社団法人 日本認知症の人の緩和ケア学会
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