日本小児血液学会雑誌
Online ISSN : 1884-4723
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小児急性リンパ性白血病寛解導入中における止血, 凝血学的変化
伊東 亮助斎藤 俊光須藤 善雅小野寺 典夫宮野 孝一立花 直樹河内 暁一佐藤 雄一横山 〓
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1988 年 2 巻 4 号 p. 331-336

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抄録
小児急性リンパ性白血病の初発例25例に対してビンクリスチン (VCR : day1, 8, 15, 22), プレドニソロン (PDN : day1-28, 以後漸減), L-アスパラギナーゼ (L-Asp : day22-31) を用いて寛解導入中に種種の凝血学的検査を経時的に行った.その結果, L-Asp投与によりプロトロンビン時間, 活性部分トロソポプラスチン時間は延長し, fibrinogen, antithrombin-III, Plasminogenの減少がみられ, 血小板数, FDPには変化がなかった.これらの凝血学的異常はL-Asp終了後2週間目には正常化していた.また, fibrinogenはVCR, PDN投与のみでL-Asp投与前に著明に低下した.寛解導入開始初期では白血病細胞崩壊によるfibrinogen消費亢進が丘brinogen低下に関与しているものと思われたが, VCRがfibrinogen産生を抑制している可能性も考えられた.
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