日本小児血液学会雑誌
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小児血液悪性腫瘍における深在性真菌症
木下 明俊近藤 健介
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2007 年 21 巻 2 号 p. 62-71

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抄録
化学療法や造血幹細胞移植の進歩に伴って, 小児血液腫瘍患者における深在性真菌症は増加傾向にある.抗真菌剤の予防投与の普及にもかかわらず, アスペルギルス感染症やカンジダ属での耐性株の増加が新たな問題となっている.深在性真菌症は治療開始が遅れると致命的になる疾患であり, 真菌症が疑われる患者には抗真菌剤の経験的治療が行われてきた.最近では, 新しい診断方法を駆使し, より真菌感染の疑いが濃厚な患者に早期治療を開始する治療法が考えられている.また, 従来アンホテリシンBが標準治療薬であったが, 近年, 毒性の少ない新規抗真菌剤が次々と登場し, 真菌症の治療は新たな時代を迎えている.しかし, 小児における深在性真菌症に関しては不明な点が多く, 新たな診断, 予防, 治療法の確立が望まれている.本稿では小児血液腫瘍疾患における深在性真菌症とその対策にっいて概説する.
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