薬学教育
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総説
現行の6年制薬学教育の問題点から薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に基づく各大学のカリキュラム構成を考える
武田 香陽子荒川 直子
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2023 年 7 巻 論文ID: 2023-032

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抄録

社会のニーズに応じて医療専門職の教育内容は変わる.今後さらに進む少子化,Artificial Intelligence(AI)およびInformation and Communication Technology(ICT)の発展によっても大学入学者の質は変化すると予想されるため,日本の薬剤師の質をどのように保証するかは喫緊の課題である.本論文では,国際薬剤師連合(International Pharmaceutical Federation: FIP)が公表している薬学教育の世界共通の基本的な指針や概念を共有すると同時に,現行の薬学教育モデル・コアカリキュラムあるいは現在の薬学教育の問題点を分析した過去の調査研究結果から,薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に基づき各大学で学生の質を保証するための「カリキュラム作成」の工夫を提案する.

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© 2023 日本薬学教育学会
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