薬学教育
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早期公開論文
早期公開論文の2件中1~2を表示しています
  • 飯島 久子
    原稿種別: 総説
    論文ID: e09011
    発行日: 2025年
    [早期公開] 公開日: 2025/05/14
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    医療安全は大きな課題であり,医療の現場では様々な対策を取り入れ,医療事故・医療過誤,調剤事故・調剤過誤の防止に努めているが,事故がゼロになることはない.薬学教育コアカリキュラム令和4年度改訂版では,「F.臨床薬学」の「F-3-3 医療安全の実践」において,医療安全の学習目標等が示されている.薬学生が学ぶ医療安全のカリキュラムと実際に現場で必要とされる基本的知識について,私は教育の専門家ではないが,病院の医療安全部門で働く経験や,医療安全管理者を養成するための研修等を参考に考察した.

  • 鈴木 信也
    原稿種別: 総説
    論文ID: e09004
    発行日: 2025年
    [早期公開] 公開日: 2025/03/08
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    東京薬科大学薬学部は,教育研究上の目的や育成する人材像として「医療を担う薬学人」の育成を掲げており,実際に8割近くの卒業生が薬剤師として,医療現場で活躍している.医療現場では高度化・複雑化に伴い,質の高い安全な医療を実現するために,チーム医療が推進され,2022年改訂の薬学教育モデル・コア・カリキュラムでは多職種連携能力が基本的資質として掲げられた.本学は2015年より東京医科大学と連携し,多職種連携教育(Interprofessional Education: IPE)を実施している.本学のIPEは低学年を対象に,模擬患者(Simulated Patient: SP)を活用した短時間完結型の実践的プログラムである.SPは市民ボランティアから募集し,シナリオ勉強会や研修会にて研鑽した上で実習に参加している.本学ではIPE以外の実習にもSPを活用し,学生が医療コミュニケーションを体験し,主体的に気づきを得られる機会を作っている.本稿では,本学におけるIPEおよびSP研究会の運用やSP養成について報告する.

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