日本植物病理学会報
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桑樹萎縮病に関する研究
(第2報) さし木時期と病徴発現との関係
田浜 康夫
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1961 年 26 巻 5 号 p. 211-214

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抄録

桑樹萎縮病の罹病枝条を9∼11月の間に採集して, 9月∼12月にさし木したものは100%発病したが, 同一条件の枝条を貯蔵して翌年1月以後さし木すると発病するものが減り, これを2月∼5月にさし木したものはほとんどすべて回復した。また1∼2月に採集し2∼4月にさし木したものはすべて回復した。そして5月新たに発病した枝条をさし木したものは100%発病した。それで桑樹萎縮病罹病枝条の中では1月以降4月ころまでは病原ウイルスが消失または減少しているものと考えられる。

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