日本植物病理学会報
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最新号
Remark on 100th of JJP Series 10
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原著
  • 竹内 徹
    2019 年 85 巻 2 号 p. 101-107
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/06/19
    ジャーナル 認証あり

    1987年から1996年までの10年間,コムギの連作ほ場においてコムギ眼紋病の発病を調査し,気象要因との関係を検討した.コムギ眼紋病の重症茎は,5月上旬の最低気温と負の関連性,11月上旬の1 mm以上の降水日数と正の関連性が認められた.コムギ眼紋病の発病推移を2ヵ年調査した.初発は10月下旬に認められ,融雪後の4月下旬以降に発病は急増した.11月上旬の降雨は第一次感染に影響し,5月上旬の最低気温は感染期間の長期化に影響しているものと推察された.チオファネートメチル水和剤およびプロクロラズ乳剤を用いて散布時期別の防除効果を3ヵ年検討した.最も効果が高い時期は5月上旬(GS31)で,その前後の4月下旬(GS30)と5月中旬(GS33)の効果も高い傾向にあることが明らかになった.本研究によって,5月上旬までの気象要因から本病の多発を予測し,5月中旬に薬剤散布を行うことによって効率的に防除を行うことができる可能性が示唆された.

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