日本植物病理学会報
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イネ条斑細菌病の種子感染と伝染様式
G.S. SHEKHAWATD.N. SRIVASTAVA
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1972 年 38 巻 1 号 p. 4-6_1

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抄録
えい花および種子の生育ステージごとに,穂にイネ条斑細菌病菌を接種したところ,子房,雄ずいおよび胚乳はいずれも褐変もしくは黒変して枯死し,えいは褐変した。成熟した種子では,えいの内側に病原菌が残存しているのを発見した。
幼芽は,発芽中にえいの内側で越冬した菌によって汚染される。鞘葉,不完全葉および第1葉は,それぞれ開口した気孔,半開口および正常な気孔を通して,順次感染する。第1葉の伸長によって,病原菌は地上部へと運ばれる。出穂時の種子感染は,止葉上の噴出菌泥によっておこる。
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