熱研沖繩支所
農研センター
Bogor Research Institute for Food Crops
東京大学農学部
1993 年 59 巻 2 号 p. 185-187
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イネラギッドスタントウイルスをイネに接種し,株分けによる増殖を3年以上繰り返したところ,昆虫伝搬性が失われた。昆虫非伝搬株はイネに萎縮を起こさず,イネ体内におけるウイルス濃度も伝搬株に比べ低かった。また,昆虫非伝搬株の核酸の電気泳動では,伝搬株にはみられない泳動度の速いバンドが新たに2本生じるとともに, S10フラグメントの量が減少した。このことからS10フラグメントが昆虫伝搬性に関与している可能性が示唆された。
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