性格心理学研究
Online ISSN : 2432-695X
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極端反応傾向測定尺度WRT・PRT日本語版の信頼性・妥当性の検討
辻本 英夫
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1998 年 7 巻 1 号 p. 33-41

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抄録

極端反応傾向(ERS)とは, 多段階尺度において, 尺度内容とは無関係に, 尺度の両端の段階を好んで選択する(あるいは選択しない)という反応傾向である.極端反応傾向は重要な反応傾向と考えられてきたにも関わらず, その測定尺度を構成しようという試みはほとんどなされていない.特に日本では, その種の試みは皆無である.本研究では, Berg(1953)にならって2種類の極端反応傾向尺度WRTとPRTを作成し, 2種類の極端反応傾向測度について, 検査-再検査間ならびにWRT-PRT間の相関を検討した.その結果, WRT・PRTとも, 高い再検査信頼性と収束的妥当性を有することが示唆された.さらに, 2つの極端反応測度間にも高い相関が認められ, 両測度は相互に交換可能であることが示唆された.

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© 1998 日本パーソナリティ心理学会
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