心身医学
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医療心理士の資格化への具体的戦略 : 総会パネルディスカッションを終えて(2003年/第44回日本心身医学会総会/沖縄)
芦原 睦荒木 登茂子松野 俊夫江花 昭一坂野 雄二鈴木 理俊菊池 浩光
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2004 年 44 巻 10 号 p. 745-753

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抄録

医療における心理士の資格について議論されて久しい. 本学会においても, 1995年の第36回日本心身医学会総会(末松弘行会長)の際にワークショップ「臨床心理の現状と今後の課題」で取り上げられて以来, ほぼ毎年議論が続けられている. さらに, 2000年6月にはコメディカルスタッフ認定制度委員会が発足し, 具体的な医療心理士(仮称)制度の制定と運用に関する議論を重ねてきた. 同委員会の2001年12月までの活動報告は, 本誌42巻8号「医療における心理士の資格-現状と現実的問題点を含めて」に記載したので参考にされたい. 今回は, その後の議論を含め, 第44回日本心身医学会総会(石津宏会長)での, パネルディスカッションにおける各パネリストの発表をもとにした総説としたい. まず, 医療心理士の現状と研修という点から, 心理士と医師の各々の立場から述べた松野論文と江花論文を掲載したい.

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© 2004 一般社団法人 日本心身医学会
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