心身医学
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特集/行動医学のコアカリキュラム
帝京大学での行動医学教育の実践例
竹内 武昭
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2016 年 56 巻 1 号 p. 34-39

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抄録
行動医学は医療教育において重要であり, 発展の期待できる分野である.  帝京大学大学院は国際基準必須の5分野 (「行動医学」, 「生物統計学」, 「疫学」, 「環境・産業保健学」, 「保健政策管理学」) のカリキュラムをもっている.  行動医学は一般集団の心理状態について取り扱う部分が多く, 非医療系の大学卒業者の医療への入り口としての役割をもつ. 一方で行動医学を医学部に導入する際は, 一般集団と病的集団の違いに注意をする. 授業は実践的な理解が必要なため, TBLや4C/IDなどの授業形態が望ましい.  行動医学と心身医学は類似点が多く, 行動医学の担当者として心療内科医は最も適正の高い人材群であるといえる.
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© 2016 一般社団法人 日本心身医学会
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