心身医学
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企画シンポジウム特集/慢性不眠症治療のストラテジー
CBT-Iの理論と実践
岡島 義
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2018 年 58 巻 7 号 p. 616-621

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抄録

慢性不眠障害には睡眠薬による治療が一般的であり, 心理療法はほとんど実施されていない. 不眠症に対する認知行動療法 (CBT-I) は, 不眠症状の軽減効果が高く, 現在では慢性不眠障害に対する標準治療および第一選択と位置づけられている. 最近では, うつ病やPTSDなどの精神疾患やがんや慢性疼痛などの身体疾患に伴う併存不眠に対しても有効性が明らかにされている. 本稿では, CBT-Iの治療要素, ならびに原発性不眠症, 併存不眠に対する有効性について論じた.

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© 2018 一般社団法人 日本心身医学会
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