国際医療福祉大学成田病院心療内科
2021 年 61 巻 5 号 p. 407-415
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心因性発熱に関する最近の基礎研究と, その中で日本人研究者が果たしてきた役割について紹介した. 特に実験動物におけるストレス性高体温を抑える薬理学的検討, ストレス性高体温を生じる脳内機序と感染性発熱を生じる脳内機序の違い, 慢性ストレスが体温調節に及ぼす影響について焦点を当てて概説した. さらに心因性発熱患者では, 実際にストレッサーに曝露されなくても, ストレス面接によって心因性発熱を再現できる症例があることを紹介した.
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