日本小児呼吸器疾患学会雑誌
Online ISSN : 2185-3754
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小児における吸入療法の特徴と対応
浜崎 雄平田代 克弥
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2008 年 19 巻 1 号 p. 64-70

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抄録
近年喘息に対する吸入ステロイド薬の使用増加に伴い, 乳幼児に対して日常的に吸入薬を投与する機会が増加してきた。その際, 一定量の薬剤をいかに効率よく吸入させるかが重要な課題となる。乳幼児に対してはpMDI+スペーサ+マスクもしくはネブライザ+マスクでの吸入が基本となる。βアゴニストを用いた研究ではpMDI+スペーサ+マスクは決してネブライザに劣ってはいないことが示されていることと, 経済的な視点から, まずpMDI+スペーサ+マスクを試みてうまくいかない場合にネブライザ+マスクに変更するのが妥当である。pMDI+スペーサ+マスクで注意すべきことは, スペーサに静電気を生じないよう注意することとマスクを顔に密着して使用し漏れをおこさないようにすることである。啼泣等でマスクの密着使用ができないときはネブライザ使用で吸入効率が高くなる。また, 年長児を含めて吸入指導は吸入効率の上昇のため重要である。単回の指導でなく複数回の繰り返し指導が重要である
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