抄録
1歳男児。発熱と喘鳴を主訴に救急外来を受診。強い呼吸困難と嚥下障害を認め入院した。入院後, 喉頭ファイバー検査を行い, 喉頭熱傷と診断した。治療は酸素投与, 抗生物質, デキサメサゾンの投与を行った。熱傷の原因は入院当初は不明であったが, 発症時の状況から, 電子レンジで加熱した熱い食事の摂取によるものとわかった。発熱, 喘鳴は小児科を受診する患者の多くを占める。それらの中に, このような患者が含まれる可能性があり注意が必要である。原因不明の上気 道症状の患者では, 積極的に喉頭ファイバー検査を行うことが重要である。