日本小児呼吸器疾患学会雑誌
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重症気管支拡張症における肺緑膿菌感染増悪の治療経験
宮川 知士中島 千賀子横山 美貴土屋 康子雉本 忠市
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1996 年 7 巻 2 号 p. 96-101

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抄録
線毛運動異常症 (ICS) の20歳女性と嚢胞性線維症 (CF) の11歳男子における肺緑膿菌感染 増悪の治療経験を比較検討した。ICS例は息切れ・発熱を主訴とし, 著明な発熱・炎症反応亢進・胸部レントゲンにおける肺野の浸潤影を特徴とした。これに対して, CF例は息切れ・排疾困難を主訴 とし, 発熱を伴わず呼吸困難が強かった。炎症反応は中等度陽性であり, 胸部レントゲンでは肺門 付近の陰影を主体としていた。
気管支拡張症における肺緑膿菌感染増悪の形態は, 肺炎を主体とする型と, 喀疾による気道閉塞 を主体とする型があると考えられ, 肺炎型では抗生剤・ガンマグロブリン療法等が治療の中心であ るが, 気道閉塞型では抗生剤投与以外に理学療法・吸入療法による排疾促進が重要であった。
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