宗教/スピリチュアリティ心理学研究
Online ISSN : 2758-1004
現代日本の宗教行動・信仰の相対化への一試論
NHKの「日本人の意識」調査に基づく検証
和田 美憲
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 4 巻 1 号 p. 37-48

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抄録
本稿は,NHKが実施する「日本人の意識」調査の結果を用いて現代日本の宗教行動および信仰が,どのような個人の属性と経済・社会特性によって特徴付けられるのかを実証的に示す。宗教行動に関しては,宗教行動全般だけでなく,現世利益を求める非継続的な宗教行動と自己修養を目的とする継続的な宗教行動の決定要因を導出する。回帰分析の結果,年齢,都市化,教育水準,婚姻状況,雇用状況,労働価値観などが,現代日本の宗教性の決定要因であることが示される。そしてこれらの要因の中から,現世利益的宗教行動と自己修養的宗教行動を決定する要因が大きく違う一方で,信仰と自己修養的宗教行動を決定する要因が,ほぼ一致することがわかった。現代日本の宗教性を教育,労働価値観,そして都市化との関連により特徴付けることが可能となった。
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© 2026 本論文著者
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