抄録
症例の概要 : 58歳女性. 義歯使用に同意せず, 動揺する5支台歯に固定を目的として大臼歯の延長ポンティックを含む11歯ブリッジで最終補綴を行い, 13年間良好に経過した.
考察 : 治療に際しテンポラリーブリッジを装着し, 固定効果, 審美性, 咬合状態を確認, 易清掃性を付与した. 経過良好のため最終補綴物に形態や咬合を反映させた. 装着直後より咀嚼機能は回復し, 良好に経過した. 補綴物設計にテンポラリーブリッジの形態を反映することは, 有効と考えられた.
結論 : 動揺歯を固定することで機能回復が可能であった. 固定の効果確認, 最終補綴物の設計にテンポラリーブリッジの形態を反映することは有効であった.