抄録
症例の概要 : 患者は58歳の女性. 下顎右側大臼歯欠損と上顎右側臼歯部ブリッジ脱離による咀嚼障害の治療を希望して来院した. 下顎大臼歯部はインプラントを支台としたハイブリッドセラミックス前装鋳造冠を用いた補綴治療を行った. 同時に7⌋歯肉縁下の二次う触や, 同歯挺出によるクリアランス狭小化に配慮しつつ75⌋を支台歯としたブリッジによる補綴を行った. 4年以上経過したが, その間5⌉遠心に歯間離開を生じたため, 同歯の補綴装置再作製にて対応した.
考察 : 離開は天然歯の生理的移動により生じたと考えられた. 今後さらに観察していく必要がある.
結論 : 片側遊離端欠損症例に対し, インプラントを用いて咬合支持を再建することができた.