蘇生
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硝子体出血を伴った小脳動静脈奇形破裂の1治験例
小山 照幸宮野 佐年
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2003 年 22 巻 1 号 p. 39-42

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抄録

22歳男性, 突然の頭痛.意識障害で発症し心肺停止したが蘇生された。小脳動静脈奇形の破綻による小脳出血と後頭蓋窩硬膜下血腫およびそれに伴う硝子体出血と診断された。緊急血腫除去術を行い.動静脈奇形に対してはガンマナイフ治療を行った。小脳宍調に対してはリハビリを行った。両眼の視覚障害の改善と網膜症発症予防のため硝子体手術を考慮したが, 動静脈奇形の再出血が危惧されたため, 保存的に経過観察し, 視力の徐々なる改善をみている。急激な頭蓋内出血による硝子体出血をテルソン症群と呼び, 早期の硝子体手術が必要であるが, 動静脈奇形による場合には再出血の危険性があり保存的治療が妥当と考えられた。

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