2004 年 53 巻 4 号 p. 673-678
1979年より当院で行ってきた訪問リハ指導の経過をふまえ, 2000年に施行された介護保険後の動向を調査した。
訪問リハ指導では, 関連する諸機関との連携が必要であり, 介護保険施行前に築いてきたネットワークの再編成が必要とされている。
介護保険施行後, ケアマネジャーとの連携強化をはかりながら, 各訪問リハ指導の役割を形成しつつある。その中で自治体の関与が薄くなる傾向は否めないが, 今まで培ってきた病院と自治体との連携も維持し, 新しい地域連携を構築していきたい。