日本農村医学会雑誌
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短報
認知症デイサービスの独自性に関する一考察
KJ法を用いた取材のまとめ
平川 仁尚
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2014 年 63 巻 4 号 p. 675-678

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抄録

 本研究の目的は, 認知症デイサービスの独自性を明らかにすることである。愛知県岡崎市にある認知症デイサービスセンターにおいて,「認知症デイサービスについて思うこと」をテーマに関係者6名で, フォーカスグループディスカッションを行なった。そして, その内容をKJ法によりまとめた。その結果, 認知症のデイサービスの専門性と独自性は, 重度な認知症高齢者のケアの成功体験を通じた本人・家族・スタッフのクオリティーオブライフの高さにより支えられていることが分かった。

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© 2014 一般社団法人 日本農村医学会
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