上越総合病院呼吸器外科 富山大学呼吸循環総合外科
2019 年 68 巻 1 号 p. 94-99
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原発性肺癌の手術を契機に所属肺門リンパ節への対側乳癌転移が判明した1例を経験した。既往の乳癌はエストロゲン受容体,プロゲステロン受容体,HER2いずれも陰性のトリプルネガティブ乳癌であったこと,他院で乳癌と診断されたことから病理所見の比較に支障をきたした。腋窩操作を要した乳癌の既往があり,原因不明の肺門縦隔リンパ節腫脹や転移が判明した場合,常に乳癌の再発を考慮する必要があると考えられた。
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