日本農村医学会雑誌
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原著
糖尿病患者の外来処方における疑義照会簡易化および予約外受診抑制に対するプロトコルに基づく薬物治療管理の有用性評価
若原 美沙紀中村 和行三浦 忠将森 巧一藤井 友和近藤 國和水谷 直広杉浦 洋二
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2024 年 73 巻 1 号 p. 12-20

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抄録
 安城更生病院では,糖尿病治療に用いる注射製剤や血糖自己測定に要する消耗品を院内処方として患者に給付しており,処方の過不足が発生した場合は薬剤師がプロトコルに基づく薬物治療管理として処方支援を行なっている。本研究では,2014年1月~2015年6月(プロトコル導入前)と2015年7月~2020年12月(プロトコル導入後)における内分泌・糖尿病内科通院患者の外来処方を後方視的に調査し,薬剤師によるプロトコルに基づく処方支援の疑義照会簡易化および予約外受診抑制に対する有用性を評価した。プロトコルに基づく処方変更721件のうち661件(91.7%)で疑義照会を簡易化することができ,プロトコル導入後の予約外受診発生割合は,有意に低下した(p<0.05)。本プロトコルに基づく処方支援は,疑義照会における形式的な問い合わせを削減すると共に,処方適正化により予約外受診を抑制する効果があり,医師,患者および薬剤師それぞれの負担を軽減できることが明らかとなった。今後,薬剤交付時に全ての患者に対して残薬やアドヒアランスの確認が出来る環境を整えることで,更なる予約外受診抑制効果が期待される。
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© 2024 一般社団法人 日本農村医学会
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