抄録
当院では2005年より,医師のみで行なってきた採卵から胚移植まで携わる生殖補助医療(assisted reproductive technology:ART)業務の支援を臨床検査技師1名が実施するようになった。その1名は,2011年に日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する認定臨床エンブリオロジストの資格を取得した。2020年頃より不妊治療に関わる「生殖補助医療」について,保険適応が考えられるようになり,ART業務を支援する臨床検査技師の教育・育成は喫緊の課題となった。そこで当院は,採卵介助~受精作業~培養~胚凍結・融解~胚移植までの過程に関して,ART業務を支援する臨床検査技師の育成プログラムを作成し,2022年度末までに新たに2名のART業務を支援する臨床検査技師を育成し,合計3名となった。