日本農村医学会雑誌
Online ISSN : 1349-7421
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限定地域における検診活動および検診で発見された外科的疾患について
白倉 外茂夫越知 富夫寺島 英一石橋 敏光中村 喜世子丸山 陽子
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キーワード: 地域検診, 外科的疾患
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1986 年 35 巻 2 号 p. 129-133

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抄録
人口約8,000人の当地域では, 1971年に県成人病予防-協会による胃集検が行なわれ, 以後保健センターによる人間ドック形式の-般検診・総合検診, 視触診による乳甲検診, 超音波診断装置を用いての肝胆膵検診などが行なわれ, 14年間に延べ38593名が受診した。
これら検診をきっかけとして発見され, 手術を受けた疾患は90例92病変におよび, 悪性疾患は9疾患40例42病変, 良性疾患は11疾患50例である。その多くは, ことに悪性疾患は1978年以後の後半7年間に発見され, 予後は良好である。
今回, これら検診の現状, 手術例の発見経路などについて検討し, 今後の方針についても述べた。
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