日本農村医学会雑誌
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山口県における献血者HCV抗体陽性率の検討
森本 哲雄松元 裕輔安藤 正也三谷 郁夫小西 知己岡崎 幸紀
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1994 年 43 巻 2 号 p. 90-92

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抄録
山口県赤十字血液センターからの資料をもとに, 山口県における献血者のHCV抗体陽性率を検討した。C100-3抗体の測定には,「第1世代」が使用された。1989年11月から1990年12月までに献血をおこなった, 14万6792名を対象とすると, HCV抗体陽性率は県平均が1.01%であった。HCV抗体陽性率が3%を越えた地域は4町あり, その中で, ある町は22.0%と極端に高い陽性率を示した。このような, HCV抗体陽性率の地域差を解明するためには, 今後さらに研究が必要と思われる。
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© (社)日本農村医学会
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