国民健康保健岩美病院内科
1994 年 43 巻 4 号 p. 991-993
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急性タバコ中毒の2成人例を報告した。成人例は, 意図的にタバコを摂取する場合があり, 小児に多い誤飲例などに比べ中毒症状を発現しやすい要因を有すると考えられた。自験例1では重症化し得る量や条件で摂取したと思われたが, 受診までに時間を経ており, 初期治療なしで観察し, 軽症で経過した。患者のニコチンへの耐性や体内の溶出程度が影響した可能性が推測された。自験例2では比較的大量の摂取であったが早期に対応でき, この点が軽症で経過した一因になったと考えた。
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