リハビリテーション医学
Online ISSN : 1880-778X
Print ISSN : 0034-351X
ISSN-L : 0034-351X
高齢者の握力
測定法と正常値の検討
大塚 友吉道免 和久里宇 明元園田 茂才藤 栄一椿原 彰夫木村 彰男千野 直一
著者情報
キーワード: 握力, 高齢者, 測定, 体立, 運動
ジャーナル フリー

1994 年 31 巻 10 号 p. 731-735

詳細
抄録

60歳以上の高齢者において握力測定法とその正常値について検討を行った.握力測定法については,握力計の握りの編が5cm前後であれば問題なく,また体位については,座位または立位で測定すると臥位での測定に比べ有意に大きな測定値が得られた.そこで,疾患群への応用を考慮して,座位で,握力計の握り幅は5cmとし,被験者による若干の修正を許可して,60歳以上の健常高齢者における握力の正常値を求めた.男性に比べ,女性において,加齢の影響が強い傾向にあった.また,対象を運動群と非運動群とに分けた場合,前者では,後者より握力が有意に強く,ゲートボールなど運動を行うことが,高齢者の握力維持に有効である可能性が示唆された.

著者関連情報
© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top