外来通院中の在宅リウマチ患者118名を対象にFunctional Limitation Profile(FLP)によってQuality of Life (QOL)の特徴を検討し,構造解析を試みた.歩行,セルフケア,移動は半数以上が自立していたが,家事は約半数が実施せず,リクリェーションは60%が活動性が低下していると回答した.その一方で心理的問題の存在を回答したものは30%だった.FLP全体に与える影響と項目間相互の関係を数量化理論第1類,第3類を用いて解析した.その結果,身体的機能,社会的活動性,心理的問題が相互に対等な要因関係にあることを明らかにした.このことからこれらの項目はQOLを評価する上で欠かせないことを述べた.