リハビリテーション医学
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Locked-in症候群に対するコミュニケーションエイドと環境制御装置の導入
日野 創西尾 真一山口 明金子 裕北原 エリ子米本 絹子黒岩 貞枝
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2001 年 38 巻 5 号 p. 382-386

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抄録

56歳の男性が,脳幹出血の診断を受け,リハビリテーション目的で当院に入院した.意識は清明で,閉眼による“yes”サインが可能であった.運動機能は,完全四肢麻痺でLocked-in症候群を呈していた.コミュニケーション訓練を開始し,コンピュータを用いたコミュニケーションエイドと環境制御装置を導入し,患者QOLの向上,介護者の負担軽減に資することができた.

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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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