抄録
長崎県在住の3~6歳児49,222例を対象として,重症心身障害児の実態を調査した.重症心身障害児と診断されたのは79例(男性44例,女性35例)で,有病率は対象児1,000例に対し1.60であった.障害の発症時期は先天性31例(39.2%),周生期23例(29.1%),後天性13例(16.5%),複数時期の要因4例(5.1%),不明8例(10.1%)であった.先天性要因と周生期要因の占める割合が大きかった.調査された重症心身障害児79例のうち,74例(93.7%)は在宅介護であった.調査期間の11ヵ月間に4例が死亡した.死亡例はすべて在宅児であった.重症児の在宅介護に対して,支援体制を整えることが必要と考えた.