日本胸部疾患学会雑誌
Online ISSN : 1883-471X
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珪肺に合併した肺胞蛋白症の1症例
田代 隆良後藤 純後藤 育郎明石 光伸那須 勝糸賀 敬中村 治正本田 遜本多 夏生葉玉 哲生調 亟治長門 宏
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1983 年 21 巻 6 号 p. 591-595

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抄録
53歳, 男性, 25年間, トンネル工事に従事. 高度の呼吸困難を主訴として入院. 胸部レ線で肺門部より両側中下肺野に拡がるびまん性微細粒状陰影を認める. 経気管支肺生検により肺胞腔内に充満したエオジン好性でPAS染色陽性の顆粒状物質を認め, 肺胞蛋白症と診断した. 体外循環を併用して全身麻酔下に気管支肺胞洗浄を行い, 軽快せしめた.
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