日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下胆管切開切石術後にクリップを核として形成された総胆管結石症
阿南 陽二伊在井 淳子
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2007 年 68 巻 4 号 p. 966-969

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抄録
腹腔鏡下胆嚢摘出術, 胆管切石術後に, 金属クリップを核として形成された総胆管結石症例を報告する. 症例は71歳, 女性で, 胆嚢胆管結石症に対し, 1年6カ月前に当院で, 腹腔鏡下胆嚢摘出術, 胆管切開切石術, 経胆嚢管的胆管ドレナージを受けている. 腹痛と吐き気のために来院し, 腹部超音波検査で胆管結石を認めた. 内視鏡的逆行性胆管造影を行ったところ, 胆管内に5個の結石様陰影欠損像を認め, その内ひとつの結石内部にクリップを有していた. 内視鏡的乳頭切開を行い, バスケットカテーテルで砕石し, クリップを含めて回収した. 迷入したクリップは, Cチューブを固定するのに用いたものであった. 金属クリップが総胆管に迷入して結石を形成した報告は稀ではあるが, 腹腔鏡下胆嚢摘出術に際し注意すべき合併症であり, 可能な限り金属クリップを使用しない手術を行う必要があると考えられた.
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© 2007 日本臨床外科学会
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