日本臨床外科学会雑誌
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症例
破骨細胞型退形成性膵管癌の1例
大橋 正樹小林 慎二郎三方 一澤松浦 裕史
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2008 年 69 巻 3 号 p. 666-670

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抄録
症例は37歳,女性.心窩部痛を主訴に来院した.膵頭部に境界明瞭で内部に嚢胞成分を含む最大径4cmの腫瘍を認め,CA19-9が135U/mlと高値を示していた.嚢胞性膵腫瘍を疑い,全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.腫瘍は内部に出血・壊死を伴い,破骨細胞様の多核巨細胞が認められ,破骨細胞型退形成性膵管癌と診断された.術後3年経過したが現在も無再発生存中である.破骨細胞型退形成性膵管癌の本邦での報告はこれまでに34例しかなく比較的稀である.本邦報告例を集計し,文献的考察を加えて報告する.
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© 2008 日本臨床外科学会
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