帝京大学溝口病院外科
2010 年 71 巻 2 号 p. 383-387
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症例は78歳,女性.77歳時にアルツハイマー型認知症による嚥下障害に対して経皮内視鏡的胃瘻造設術が施行された.1年9カ月後の4回目の胃瘻チューブ交換後にイレウス発症し,精査の結果,胃結腸皮膚瘻と判明した.CF観察下に胃瘻バンパー回収しチューブを抜去した.そして瘻孔の閉鎖を確認した後に開腹術にて胃瘻を再造設した.PEG造設時に胃結腸皮膚瘻を合併しても,瘻孔が維持されている場合は無症状で経過し発見されないこともあり得ると考えられた.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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