日本臨床外科学会雑誌
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症例
膵体尾部切除5カ月後に認められた脾動脈瘤破裂の1例
川原 隆一堀内 彦之中山 剛一高木 克明丸山 祐一郎木下 壽文
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2010 年 71 巻 2 号 p. 517-520

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抄録
症例26歳,女性.心窩部痛にて近医受診.急性膵炎と診断,腹部CTにて膵尾部に18mm大の嚢胞性腫瘤を認め,膵嚢胞性腫瘍と診断当院紹介となった.悪性所見に乏しく脾温存膵体尾部切除を行ったが尾側膵が1cmほど脾から剥離できず切断し断端を縫宿した.病理診断は膵粘液性嚢胞腺腫と診断された.術後5カ月の腹部CTにて腹水貯留認め,その中を脾動脈が貫き脾内にも穿破していた.経皮ドレナージにて膵液漏による晩期出血と診断.緊急血管造影にて脾動脈瘤破裂を認め,動脈塞栓術を行った.術後,高アミラーゼ血症が継続も徐々に軽快した.脾の30%ほど脾梗塞を認めたが徐々に吸収され術1年後はほぼ消失した.
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© 2010 日本臨床外科学会
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