日本臨床外科学会雑誌
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症例
鼠径ヘルニア術後5年以上経過後の遅発性メッシュ感染の2例
小林 真一郎谷村 葉子高野 学秋山 裕人井垣 啓
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2010 年 71 巻 2 号 p. 560-563

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抄録
鼠径ヘルニア術後5年以上経過して発症した遅発性メッシュ感染の2例を経験したので報告する.症例1は78歳の女性で,右鼠径ヘルニアにてメッシュプラグ法を施行された.5年後に右鼠径部腫脹を主訴に当院を受診し緊急手術を施行した.メッシュ感染と診断しメッシュ除去およびドレナージを行った.症例2は62歳の男性で,左鼠径ヘルニアにてメッシュプラグ法を施行された.8年後に左鼠径部腫脹を主訴に当院を受診した.メッシュ感染による膿瘍と診断し6カ月にわたり保存的治療を行ったが治癒せずメッシュ除去およびドレナージを行った.2例とも鼠径管後壁の補強は行わなかったがヘルニア再発や感染の再燃は認めていない.
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© 2010 日本臨床外科学会
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