川崎病院外科
2010 年 71 巻 4 号 p. 1071-1075
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は81歳,女性.右側の閉鎖孔ヘルニア修復術後9日間という短期間で対側に閉鎖孔ヘルニア嵌頓による腸閉塞を発症した症例を経験した.これは初回手術時,対側にも閉鎖孔ヘルニアが存在していた可能性を示唆しており,初回手術時に両側の修復術を施行すべきであったと考えられた.初回発症時に骨盤CTにて対側閉鎖孔の開大を評価し,術式の決定を行う必要性があり,対側に非嵌頓閉鎖孔ヘルニアの存在を疑う所見を伴えば両側の修復術を施行する必要があると思われた.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら