日本臨床外科学会雑誌
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症例
気胸発症の原因と考えられた肺癌の2例
木村 亨竹内 幸康楠本 英則
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キーワード: 気胸, 肺癌, 肺切除術
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2010 年 71 巻 8 号 p. 1995-1999

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抄録
症例1は64歳,男性.呼吸困難で受診し胸部X線検査で右気胸と診断,当院紹介となった.入院時胸部CTで右肺S9に4cm大の腫瘤を認め,気管支鏡下擦過細胞診にて肺腺癌と診断,右肺下葉切除術(ND2a)と上葉ブラ切除を施行し腺癌p-T2N0M0,IB期であった.術後17カ月現在,無再発生存中.症例2は58歳,男性.咳嗽後の呼吸困難で受診し胸部X線検査で右気胸と診断,当科紹介となった.入院時胸部CTで右肺S1に4cm大の腫瘤を認め,気管支鏡下擦過細胞診にて肺癌と診断,右肺上葉切除術(ND2a)を施行し扁平上皮癌p-T4(pm1)N0M0,IIIB期であった.コントロール不良な糖尿病と脳梗塞の既往より術後補助化学療法は施行せず.術後23カ月現在,無再発生存中.
気胸の診療においては,悪性腫瘍の合併を念頭に置く必要があると思われた.
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© 2010 日本臨床外科学会
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